ガレーヂライフ入り口へ。


ブラックアウト
今に生き残る、進駐軍の
置き土産。伝統は、自衛隊が受け継いだ。

ブラックアウトライト(以降、BOと略)。第2次世界大戦中、米軍によって開発されたその照明器具は、灯火管制時に前方のみを照らせるよう工夫された、ステルス的ライトである。つまり、操縦者には前方視界を提供するが、敵偵察機等からはその存在を確認出来ない、と言う、大変都合の良い物である。

上写真は、私が入手した自衛隊仕様の物件である。元来オリーブ緑に塗装されていたのだが、我が愛機の色である「ソフィアホワイト」に塗り直す為、すべての塗装を剥がした。と、言葉で書くのは10秒足らずだが、軍用の焼付け塗装を根こそぎ剥がす作業は、1時間では収まらないのだ。いや全く、大変・・・。

ちなみに、右側上方に横長に入ったスリットが、偏光レンズを通して外部に放射する、光線の出口である。フロント左側フェンダ上に設置される。


分解、清掃、塗装剥がし、油脂落とし。本来苦労して「落ちないように」塗られていた物を落とすのだから、一筋縄では行かない。ともあれ、銀ギラの鉄スッピン状態(ブリキの玩具のようである)まで持って行く。あとは、白への再塗装である。
プライマー、錆止め、サーフェイサ。きっちりと、抜かり無く下地を固める。いよいよ本吹き、白の出番だ。・・・が。いわゆる「白」のペンキでは、実は少し青っぽくなってしまうのだ。それゆえ、調合する必要が有る。ちなみに、塗料店でやってもらうと、1L当り、何と8,000円かかる。回避したい・・・。そこで、油絵で学んだ調色を生かす事に。いわゆる「補色混合」と言う物で、例えば理想より青っぽいのならば、その反対色であるオレンジを混ぜてやる。


三菱ジープでは、BOはフェンダ上の「ウインカ」後部に装着される為、その分だけBOのマウント部が上げ底されている。米軍の物に比べ、大柄な印象だ。


←前へ

設置レポート

次へ→